週一更新の「和田語録」が
行動を加速させる
――他にも「和田手帳」じゃないとだめ、という特徴はありますか?
そうですね……これも使っていただいている方からの声になりますが、週間スケジュール欄のウイークの「言葉」がすごく人気です。他にも月間スケジュール欄には「一言メッセージ」を、巻末付録ページには「元気が出る言葉集」、「営業基本動作」、「陽転思考十ヶ条」を掲載しています。もちろん、月間スケジュールと週間スケジュールの言葉は、毎年新たに書き下ろしているので、毎年同じじゃないのです。
――読み物としても楽しめるということですね。それらの言葉にどんな意味があるのですか?
それらは、行動したい人の背中を押すメッセージとして書いています。先ほども言いましたが、「和田手帳」は時間を細分化して目標達成できるよう作りましたが、なにごともスタートダッシュが肝心ですから、月初め、週初めにメッセージを読んでもらって、やる気いっぱいで気持ちよくスタートをきってもらうようにしています。
――毎年、著名な方がプロデュースした手帳が出ますが、ファンの方を意識してか、ご本人のメッセージや写真などがドーーンと掲載されているんですよね。ふだんづかいにはテンションが上がって良いのですが、ビジネスシーンでそれらの手帳を開くのはちょっと恥ずかしいかも……。
あはは。でもそれはファンにはたまらないはずです。確かに、「和田手帳」のなかには最終ページ以外、私の写真はないですね。きっとそのあたりも長期愛用者が多い理由かもしれません(笑)。
――シンプルだからこそ、各々が自由にアレンジして使いこなせるということですね。
はい。スケジュールはデジタルで管理して、「和田手帳」を日記がわりに使っている人もいるので本当に自由です。あとは、「未来手帳」として、思い描く未来を書くことも実は推奨しているんです。例えば、春までにFPの資格を取りたければ、「4月10日FP合格!」とか勝手に書いちゃうわけです。頭の中だけでイメージすると「会社がつぶれたらどうしよう」「試験に合格できないかも……」などと不安なことも一緒に考えてしまいがちですが、手書きだと、良いことしか書かないんですよね。書くと夢が可視化されるので、実現しやすくなります。本当に実現したという報告が多いんです。
――「和田手帳」は、別名「夢がかなう手帳」ですものね。
多くの方がそうおっしゃっていて、数字達成がかなった、妊娠できた、など、いろんな「かなった夢」の報告もよく来ています(笑)。それと、手帳は、その人が一日一日を生きた証になります。文字には感情があるので、怒って書いたときには殴り書きになっているし、ワクワクした日は文字も笑っています。手書きの文字には趣があるのです。
――デジタルもアーカイブされますけど、趣はないかも。
アナログ手帳ならデータが飛んだり、情報が拡散したり、ウィルスにかかる心配もありません(笑)。
――和田さん、本日はありがとうございました。