周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、 就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。
さて今回は、30歳にして50社の優良顧客、70人の大口取引先を抱える氷河期世代の敏腕営業ウーマンに登場していただくことになった。これまで当連載では、社内の人間関係にスポットを当ててきたが、社外との人間関係となると、話は別なようだ。特に社内と社外で大きく評判が異なるバブル世代の実態について、話を聞いてみたい。
【今回の氷河期さん】
岩田博美さん(仮名)
年齢:30歳(1981年生まれ)
最終学歴:大卒
業種:広告業
職種:営業
出身:大阪府
現在の住まい:目黒区
婚姻:独身(現在は一人暮らし)
家族構成:父、母、姉。
――自己紹介をお願いします。
岩田博美。30歳独身。新卒で現在の会社に入って、今まで8年間営業を行ってきました。
――営業成績はいかがですか?
この仕事は私に向いているようで、かなり成績は良い方です。私が関係している顧客は50社を越えました。私ぐらいのキャリアだと、普通は20~30社ぐらいが平均なんですが。