プレミアムフライデー早くも腰砕け?継続希望者が3割弱のなぜ

プレミアムフライデーは
今、どうなっているのか?

 9月29日は、月末の最終金曜日。つまりプレミアムフライデーだったわけだが、皆さん、早めに退社しただろうか。それとも、いつも?

 先日発表された『第2回 現代人の語彙に関する調査』(株式会社ベネッセホールディングス)では、安倍政権によって話題になった新聞・ニュースを賑わせた主な語のうち、ダントツで認知率が高かったのが「プレミアムフライデー」だ。

 高校生、大学生、親世代の合計で84.0%がこの言葉を知り、意味を正しく理解していた。「テロ等準備罪」や「忖度」「一億総活躍社会」といった言葉が、6割から5割程度というのを見ると、言葉自体は随分と社会に受け入れられているようだ。

プレミアムフライデー早くも腰砕け?継続希望者が3割弱のなぜ※親世代=社会人40~60代
※数値は、小数点以下2桁目を四捨五入して計算している。
ベネッセコーポレーション調べ
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早く帰ったのは4%弱
悲惨な滑り出し

 しかし、言葉を知っているかどうかと実際にプレミアムフライデーを享受しているかは、言うまでもなく別問題。

 最初のプレミアムフライデーは今年2月24日だった。直後、株式会社インテージが実施した「プレミアムフライデー事後調査」によれば、この日早く帰ったのはたったの3.7%。

 また、プレミアムフライデーが職場で実施・奨励されたという人のうち、「早く帰るつもりがなく、早く帰らなかった」と回答したのが45.8%と、半数に迫る勢い。

プレミアムフライデー早くも腰砕け?継続希望者が3割弱のなぜインテージ調べ 拡大画像表示