「現状確認の質問」を挟むと
よりスムーズに悩みを聞き出せる
さらに、このとき現状確認の質問を挟むと、よりお客さんからスムーズに悩みを引き出すことができます。たとえば、先ほどの不動産業者の例だと、「駅の近くに引っ越したいということですが、いまお住まいのところは、徒歩何分くらいでしょうか?」と現状を確認したうえで、「なるほど。それだけ時間を縮めたいと思われたのには、いま何かお困りのことでもあるのでしょうか?」と切り出します。
学習塾で「子どもの成績を上げたい」場合は、「いまお子様は、ご自宅でどれくらい勉強していますか?」などと質問を挟むとよいでしょう。何も会話がない状態から困ったことを聞くよりも、「現状確認」を挟むことで、質問にリズムができ、お客さんもスムーズに答えやすくなります。
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