自民党関係者は言う。

「出馬表明するなら10月6日には行わなければならない。つまり彼女は、5日には決断しなくていけないわけです。支持率と両睨みの状況でしょうが、では、“勝てる=政権交代”とそろばんをはじいたとしても、都知事の座を投げ打って国政進出することを、果たして有権者が許容してくれるでしょうか。河村市長の事例を参考にすれば、彼女に対する反発が出るのは火を見るよりも明らかです。我々は出ないと踏んでいます」

 河村市長とは、言わずもがな、河村たかし名古屋市長のことである。

 当初、河村市長は希望から公認を得て、愛知一区から出馬する意向を示していたが、後継者選びが難航したことで、わずか1日で撤回。代わりに、自らの政党「減税日本」から候補者を擁立する意向を示した。

 これは、結果論として、河村市長の市政投げ出しに対して市民が「NO」を突きつけたと見ることもできる。

 つまり、この自民党関係者は、「小池代表もこのままでは同じ轍を踏むことになるから出馬しないだろう」と見ているわけだ。事実、「小池氏が国政選挙にかまけて、都政を疎かにしている」という理由で一部の東京都議らが反発、地域政党「都民ファースト」からすでに2人が離反している。

政権奪取も夢ではないと言われた
日本維新の会を彷彿とさせる

 3日夕刻、希望の党は第一次公認として、192人の名簿を発表した。

 その過程で、民進党の前原誠司代表が希望との合流を発表するも、小池代表は「全員を受け入れることはない」と「排除の論理」を振りかざして突き放した。公認を希望する立候補希望者を、待ちぼうけさせていたにもかかわらずだ。

 こうした小池代表の姿勢に反発する立候補希望者は多く、希望の公認を断って、無所属での出馬を決める議員が続出。一方で、民進党の枝野幸男代表代行は、「立憲民主党」を旗揚げするに至っている。