結局のところ、この味噌汁の飲み方に関しては、「合理的な理由がある」というより、もう「文化的な習慣」としか言いようがない気がする。

ラーメンも
なぜか冷めている

「ビールの温度」「味噌汁の温度」に次いでよく聞く不満が、日本人のソウルフード「ラーメン」の温度に関することである。

 日本人にとって特別な思いのある「ラーメン」も、中国人にとっては数あるファストフードの一つでしかない。

 スープの深みや麺のコシ。ましてや、温度に異常にこだわる日本人の姿は到底理解できるものではなく、むしろ、彼らには奇妙に映っている。

 中国で当たり前のように出てくる温度の低い「ラーメン」に対し、筆者自身も中国でラーメン店を10年余り経営してきた観点から分析してみた。

1.オペレーションの問題

 日本に比べ、店舗の規模が大きいケースが多いこと。また、手際が悪いため提供時間が遅れ、結果冷めてしまっているケースも少なくない。

2.文化の問題

 従業員が、そもそも熱々で提供しなければいけないと思っていない。彼らが適温と感じている温度が異なっているため、改善はされない。また経営的視点から、蒸発による歩留まりを気にするためスープを沸騰させず、温度が低くなるケースも見受けられる。