ハワイに住む、といっても、人によりその形はさまざまです。かつての移民の人たちのように、すべてを精算して新天地をめざす、というような時代ではありません。今ハワイに住んでいたり、あるいは住みはじめた人の形をみてみましょう。
まず、もっとも気楽なのは『ハワイ別荘型』でしょう。ハワイのコンドミニアム(日本で言うマンション)を購入して、好きなときにハワイで過ごすやり方です。
特に、日本の寒い時期や猛暑の時期にハワイに行く人が多いようです。このシーズンはどこのホテルも黙っていても予約が満杯になり、観光旅行の値段がハネ上がる時期ですが、飛行機のキップだけなら、さほど影響がありません。好きなときにハワイに来て、好きなだけ滞在して帰っていくわけです。
こうしたスタイルでハワイに住む方には、もちろんリタイヤした方も多いですが、現役バリバリの方もいます。家族をひとあし先にハワイに送り出して、自分は仕事の調整をしてから行くという人もいます。特に、こどもや、孫の休みに合わせてそうする人が多いようです。
ハワイの別荘というと、とてもゴージャスな響きがありますが、ワイキキのなかでも、ステューディオが1000万円を切る値段からあります。ワンルームといっても50平米はあるので、2人で住むならまずはここから始めてもいいでしょう。長い目で見れば、コンドミニアムを借りたりホテルに滞在したりするより、確実に有利です。なにより、気分的に楽な「我が家」なのですから。
別荘は、使わないときには貸しておくこともできます。
ハワイには6ヵ月程度だけ部屋を借りたい人がたくさんいますので、自分の使う時期だけは外して賃貸に出すということができます。自分で維持費を稼ぐ、優秀な別荘になるわけです。