冒頭で述べたように今後は成果を約束し、目標の達成に応じて給与を得る形の仕事が増えていくでしょう。すると、重要になるのが成果へのコミットメントです。継続して目標を達成している人に共通している点は「目標を絶対に達成しよう」という強い気持ち、すなわちコミットメントの強さがあることです。

「そんな気持ちは私だって持っている」と思うかもしれませんが、たいていの人は自分で思うほどにはコミットメントが強くありません。世の中の標準と比較して水準の高い会社でも社員が「今回は仕方がない」「今期はどうしようもなかった」といろいろな言い訳をして、諦めてしまう姿が日常茶飯です。達成したのが1度や2度ではなく、継続して目標を達成することは非常に難しいのです。

自分にしかできないことがある
「置き換えがきかない人」になれ!

 2つ目のプロフェッショナルは、技術的な専門性の高さや資格取得をイメージする人が多いと思いますが、それだけに限りません。その人しかできないことがある、「置き換えがきかない人」になることがカギです。

 つまり、何が言いたいかというと、企業の中にはジョブディスクリプションでは表現しきれない仕事や役割があるということです。

 例えば、仕事が一定水準以上できるのを大前提として、明るい性格で「あいつが来ないと盛り上がらないから呼ぼう」といろいろなところからお声が掛かったり、ある分野について猛烈に詳しい知識を持っていて重宝されたりといったような人――。

 あるいは傍目からは何をやっているのかよくわからないが、複数のオーナー社長と懇意にしていて、大きなプロジェクトがあると声が掛かり、推進していく仕事をしている人がいます。この人がオーナー社長と現場との間を調整することで、難しいプロジェクトが円滑に進行していくようになるのです。プロジェクトの調整や推進のプロフェッショナルである、と言ってもよいでしょう。