しかし交渉の過程で話が大きくなり、ハイブリッド型の店舗を作ろうということになり、レジはどちらが管理するのか、商品の構成比はどうするのかなどと両雄の主張が激突、事実上の停滞。現在は店舗自体が存在するかどうかも分からない状態である。

 すでに指摘されていることだが、ドラッグストアも小商圏化で医薬品や日用品だけでなく、食品も含めて日常便利な商品を取り込んでいかなくては成長していけない局面に入っている。

 駅前や繁華街には必ずといっていいほどドラッグストアがあるし、住宅街にもドラッグストアは出店してきている。小商圏化が進む中で今後、さらに利便性を高めるにはコンビニ商品を取り込んでいかなくてはならないのだ。

 実際に、一部のドラッグストアにはコンビニは、弁当や総菜を供給し始めている。北海道地盤のコンビニ、セコマ(旧セイコーマート)がドラッグストア大手のウエルシアホールディングスの関東地区の100店以上に、弁当や総菜の卸売りを始めている。

 本来、イオン系のウエルシアHDならば、ミニストップが供給してもよさそうだが、そうはならなかった。系列を超えて商品を供給する。そんな時代に入っているのだ。

 セコマとウエルシアHDの例は商品の製造や、廃棄などで細部の詰めが必要な関係だが、コンビニの自販機なら、設置するだけで手間がかからない。

 現在コンビニの自販機はパンやサンドイッチ、カップ麺が主体で弁当や総菜系はファミマもセブンも扱っていないようだが、今後自販機自体が改良されれば弁当や総菜の販売も可能になるだろうし、最近人気が高まっているチルドの麺類の販売などもできると見られている。