“恐怖指数”は、NYダウと逆の動きを見せる
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 投信でありながら株式としての性格も併せ持つ国内ETF。ファイナンシャル・リサーチの深野康彦さんオススメの投資方法は、株式的な側面に注目し、相場の流れで売買すること。その具体的な方法を伝授してもらおう。

◆手法1◆ 
値動きの大きい指数を短期でトレード!
→値動きを見ながら売買を繰り返す

 代表的な指数に連動する投資信託でありながら、低コストで、機動的に売買できる国内ETF。その一方で、銘柄分散が効いているため、価格変動リスクは小さいものの、爆発的な値上がりも期待しにくいという弱みもある。

 「そう考えると、中長期で保有して値上がり益を期待するより、こまめに売買して利益を積み重ねることに向いています。1日に変動する値幅が大きい指数に連動するETFを選び、チャートなどで値動きを確認しながら、数日から数週間程度で1回の売買を完結させるといいでしょう」

◆手法2◆ 
投信で買えない上昇期待指数に短期と長期の両面から投資!
→長期で持ちつつ一部を短期売買

 国内ETFには、コモディティや特定の一国に投資するものなど、投信では買えないものもある。

 「他に投資する商品がなく、かつ将来的な上昇が期待できるものは、中長期に保有してもいいでしょう。ただし、その過程では上げ下げもあるので、保有株数の半分は短期売買する、など組み合わせて利益を積み重ねる方法がおすすめ」

◆手法3◆ 
相場の大きな波に乗って売買する!
→底打ちでは中小型株 回復局面では大型株

 景気が底打ちし株価が反転する局面では、まず中小型株が上がり、景気回復が本格化すると相場全体が上がる傾向がある。ETFは、この大きな波に乗りやすい。

 「景気ウオッチャー調査など景気の先行指標が改善したら、中小型株指数に連動するETFを買い、景気回復が鮮明になったら売って、大型株や市場全体に連動するETFの投資を開始。景気がピークをつけたら利益確定。200移動平均線や25日騰落レシオも組み合わせて値動きを確認すれば、より精度が高まりますよ」