条件が整ったら、手遅れ。
すぐやれない人がみな、いいかげんな人というわけではありません。
逆に、すごくまじめな人です。
すぐやれないのは、条件を整えてベストな仕事をしようとするからです。
でも、条件が整ってからでは手遅れになってしまいます。
仕事はたった1人でしているわけではありません。
常に、世の中のいろいろな人とスピード競争をしながらやっています。
早くその仕事をした人が次の仕事のチャンスをつかみます。
条件が整ってからやる人と、条件が整わなくてもとりあえず始める人とでは、それだけで差がつくのです。
すぐやれない人はいつも「条件が整っていなかったから」などと、いろいろな大義名分、言いわけを探します。
でも、条件が整ってからきちんとやろうと思った人よりは、条件が整わなくてもまず始めた人のほうに、チャンスが転がりこんできます。
どちらが正しいかではありません。
どちらが損か得か、楽しいか楽しくないかです。
まわりの人からすると、どちらに頼んだほうが助かるかということになります。
たとえば、同じ会議の出席者3人のアポをとらなければならないとします。
2人からはすぐOKの返事が来ました。
もう1人は返事待ちです。
この段階で、まだ上司に報告をしない人がいます。
すぐに「お2人からはOKの返事をいただきました」と連絡をすれば、上司はその時点で「じゃ、ゴーしよう」と判断できます。
ところが、3人全部の確認をとらないと上司に報告をしてはいけないと思い込んでいる人がいます。
「全然連絡返ってこないの?」と聞いてはじめて、「あとお1人の返事待ちです」と言われたのでは、上司としては困ります。
3人に連絡をしたのか、まだしていないのかの区別すらつかないのです。
こまめに途中経過を報告する人に、チャンスは転がっていくのです。
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