宿題は、締切の前日ではなく、
もらった日にする。

 子どもに宿題を出すと、

 ① 提出する前日にやる人

 ② もらった日にやる人

 の2通りに分かれます。

 社会人の仕事では、「明日まで」という宿題は少ないです。

 夏休みの宿題のように、「2学期の頭まで」という長期的なものが圧倒的に多いのです。

 「明日までの宿題」ではあまり差はつきません。

 一番差がつくのは、「1週間後までに企画書を出して」「2週間後にプレゼン」という時です。

 「締切の直前は馬力が出る」「いいアイデアが浮かぶ」と言う人がいます。

 これは思い込みにすぎません。

 すぐやれる人は、火事場のバカ力を使いません。

 火事場のバカ力は一見有効なように感じますが、実は相当にムリがあります。

 火事場のバカ力を出すことによって、あとでいろいろなところにシワ寄せが来るのです。

 そういう人は、自分に締切直前にやることの言いわけをしていて、結局いろいろなチャンスを逃していることに気づいていません。

 もらった宿題をもらった瞬間にやるクセをつけることです。

 1週間後が締切のものは、明日出そうが1週間後に出そうが、一見同じに見えます。

 でも、明日出すことによって助かる人が実は2人います。

 すぐやれる人は自分も助かり、相手も助かるのです。