苦手な仕事をする・しない
キャリアのために取り組むのもアリ

 時間計測の一方で、もう一つやっていただきたいのが「できないことを把握する」ことです。

 自分が不得意な業務を把握しておくことは、キャリアアップのためには不可欠です。「不得意でも、上からやれと言われたらやらないといけないんじゃないの?」と思う人もいらっしゃるでしょう。実際、私も上司や本社から苦手な仕事を指示されることはあります。

 ここで二つの選択肢があります。

「自分でひーひー言いながらやる」
「その仕事が得意な人に頼む」

 私はこの二つを使い分けることで、時間捻出をしています。不得意だろうと何だろうと自分でやるパターンは、「覚えることで後々キャリアにつながりそうなもの」、これに限ってやっています。

 私のキャリアの最初はCOBOLという言語を使うプログラマーでした。あとで自分の脳の使い方の傾向を知る「ハーマンモデル」というテストを受けてみたところ、最も向いていない職業がエンジニアだったという衝撃の事実にぶつかりました。であれば、テクノロジーとは縁遠いところに身を置いてもいいのですが、今でも最新のテクノロジーに触れつつ、必要に応じてプログラミングにも挑戦し続けています。

 これは、間違いなく「テクノロジーは自分のキャリアにプラスになる」と分かっているからです。時間をいくらかけてもOKな価値があるものであれば、得意不得意は関係ありません。喜んで自分でやります。

 もちろん、やみくもに時間を使うのではなく、成長していることを実感できるようなイベントを用意しておくと効果倍増です。一番手っ取り早い方法は、誰かに教える機会を作ることです。

 私の場合、覚えたばかりの開発ツールの操作方法などを他の人に説明する機会を作ることで、恥をかかないように必死になれます。上手くいけば成功体験、失敗しても学びの体験になります。その体験の機会を作るかどうかで、成長するかが決まると思っています。チャレンジなくして成功なしの典型ですね。