「一人で過ごすのは好きだけれど、孤独には耐えられない」
最近の若い選手に対する印象だ。これは、子供の頃からの生活環境も大きく影響していると思う。
親子3代同居が核家族化し、少子化も手伝って一人部屋を与えられる子供が増えた。テレビゲームや携帯電話の急速な普及も、一人で過ごす時間を作り出している。プロ野球界の環境の変化も例外ではない。その昔、遠征先の宿舎は旅館が多く、首脳陣や一部のベテランを除いて大部屋で過ごしていた。しかし、現在はホテルの個室が大半である。
これ自体はいいか悪いかではなく、完全に時代の流れだ。生活様式や食生活が純和風から欧米型になっているのと変わりない。その中で、若い選手たちも一人で過ごす時間が長くなっている。