目標額の約3倍が集まった
クラウドファンディング

 自らの手で変革を起こした学校祭は大成功。合浦英則校長は、多くの生徒の意識変化を感じているという。

「生徒たちは、『自分たちがやれることもあるのだ』と口にすることが多くなりました。自分たちが考えて動くことで、学校が変わってきたという実感があるからではないでしょうか」(合浦校長)

 高校の改革はこれから、さらに進みそうだ。道立である夕張高校の支援に乗り出した夕張市は、今年、公設塾の設置や地域の課題解決型教育プログラムの開発などを行う「夕張高校魅力化プロジェクト」として、クラウドファンディングを活用した資金募集を実施。目標金額の700万円に対し、「未来ある夕張の若者を応援します」「子どもたちの想いが叶いますように」といったメッセージと共に集まった資金は2000万円を超えた。

 人口減少や少子高齢化、学校統廃合などの課題を抱える自治体は全国各地にある。夕張市の取り組みは、そんな地域を再生させるためののヒントになるかもしれない。

(藤崎雅子/5時から作家塾(R))