夫婦別姓問題で国を提訴するサイボウズ社長の「痛快」な主張夫婦別姓問題で国を相手に裁判を起こす準備を進めているサイボウズの青野慶久社長 Photo by Ryan Takeshita/Huffpost Japan
夫婦別姓問題で国を提訴するサイボウズ社長の「痛快」な主張本記事はハフポスト日本版からの転載記事です

 サイボウズの青野慶久社長が、夫婦別姓を選べない今の戸籍法は法の下の平等に反するとして、国を相手に裁判を起こす準備を進めている。

 青野氏は、実際に改姓し、不便さを経験した当事者。裁判のことがニュースで報じられると大きな注目が集まった。賛同の声が上がる一方で、反論も寄せられている。

 これに対して青野氏は「選択的夫婦別姓への反論への反論」と題して、ブログで自身の考えを表明。「伝統を守るべき」という意見に対して「明日からチョンマゲな」と返すなど、独特な言い回しやユーモアを交えながら答えている。

 青野氏はまず、2つの原則を掲げた。

1、一人ひとりのニーズを尊重しよう。(多様な個性の尊重)

2、社会の変化に合わせてルールを変化させよう。(生成発展)

 1の多様な個性の尊重は、できるところから個人のニーズを拾うことが社会の進歩である、という原則。2の生成発展は、ルールは人が時代に合わせて作ってきたものであるため、不具合が出てくれば変え続けなければならないという考えだ。