優秀な監督は大谷をどう生かすか
ディズニーランドも近く日本人観光客増加は確実

 監督はキャッチャー出身のマイク・ソーシア(59)。現役時代は同じロサンゼルスを本拠地とするドジャースひと筋だったが、監督としては2000年の就任以来18シーズン、エンゼルスで指揮を取り続けている。就任3年目にはチームをワールドチャンピオンに導いているし、2004年から6年間の黄金時代も築いた。監督18年間の通算成績は1490勝1264敗で勝率は.541。優秀な監督といえるだろう。二刀流大谷の才能をどう引き出すか楽しみだ。

 エンゼルスは野球以外でも日本のファンに親しみを抱かせる要素を持っている。球場からクルマで5分ほどの至近距離にディズニーランドがあるのだ。球団との関係も深く、1997年から2005年までの9年間はウォルト・ディズニー・カンパニーが球団を経営していた。エンゼルススタジアムのセンター後方には巨大な岩があり、エンゼルスの選手がホームランを打つと、ここから噴水が吹き上がる。この岩はディズニー社が経営に携わった1997年の球場改修で設置されたもので、噴水が上がる光景はディズニーのアトラクションそのものだ。

 アナハイムは気候もいい。野球シーズンの4月から10月の平均最低気温は約16度。最高気温は30度を超えることがあるが、雨はほとんど降らず湿度が低いため、すごしやすいのだ。

 加えて西海岸のロサンゼルスは日本から行きやすい。来年のアナハイムは、大谷の出場試合観戦と本場のディズニーランドの両方を楽しもうという日本人で溢れるのではないだろうか。

 大谷がカリフォルニアに大きな経済効果をもたらすことは確実だ。

(スポーツライター 相沢光一)