2012年大予測:インフレ率の低下などでインフラ投資を再開!
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■株価は2012年の年初に上昇トレンド転換か?

 2012年は米国、フランス、ロシアなど、多くの国々で政権交代が行なわれる年。中国でも、来年10~11月に開かれる予定の中国共産党大会で、習近平氏が胡錦濤氏に代わって共産党トップの総書記に任命され、新政権が始動する見通しだ。

 しかし、「政権が交代しても、中国の経済運営方針に大きな変化が生じることはないでしょう。むしろ、現在ペースダウンしている中国の経済成長が、党大会に向けて緩やかに加速すると見ています」と予想するのは、野村證券の投資情報部グローバル情報課課長の服部哲郎さん。

 今年の中国経済は、インフレ封じのための金融引き締めによって減速を余儀なくされた。四半期ベースの成長率は、第1四半期の9.7%から第3四半期には9.1%まで落ち込んでいる。

 「成長鈍化を過度に織り込んだことによって、中国株相場も大きく下落しました。しかし、足元ではトレンドは転換していると考えられます」(服部さん)