(いままでのお話)大好評連載「週刊・上杉隆」でおなじみのジャーナリスト上杉隆さんが、ソニー・コンピュータエンタテインメントの国民的ゴルフゲーム「みんGOL」に挑戦。「みんGOL」は初代以来まったく触っていないと語る上杉さんだったが、プレイ中は「NICE SHOT」を連発、華麗なショットで周囲を驚かせていた。そして後半の今回は、いよいよ感動のフィナーレを迎えます!(前編はこちら)
上杉さん、取材そっちのけで、
みんGOLに大はまり
「うーん、みんGOLおもしろいな、これは仕事がはかどらなくなるかも……」
上杉さんはおもしろすぎる「みんGOL」とのつきあい方について、真剣に悩んでいた。
それは仕方のないことかもしれない。なにしろ、上杉さんの近著「放課後ゴルフ倶楽部」(ゴルフダイジェスト社刊)によれば、上杉さんは中学、高校とゴルフに夢中になりすぎて、つきあっていた女の子にたびたび振られていたそうだ。なんでも、中学生の上杉さんは、ファーストキスをねだる女の子の肩を抱くよりも、素振りのためにゴルフクラブを握ってしまう男子中学生だったという。
そんなわけで、「あ、あの、そろそろお話を……」と言おうものなら、「しっ、コースアウトするまでは話しかけないでください、マナー違反です」と静かに叱責される始末。おかげで、取材時間のほとんどがプレイタイムで消えていく。
「おー、上杉さん、超ピンそばですよ!!」
「やっぱり、うまいなあ~」
「私たちも、負けられませんね!!」
筆者は救いを求めてSCE関係者を見るが、彼らは彼らで上杉さんと夢中になってみんGOLを遊んでいる。これじゃ、まるで「放課後みんGOL倶楽部」だ。