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デジタル時代を勝ち抜くための ビジネスリスクマネジメント

リスクの考え方
現場と経営とのギャップを越える

上原 聖
【第2回】 2017年12月28日
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グローバル先進企業の統合管理事例

 では、グローバル先進企業はこのような時代背景に対して、どのような対応をしているのであろうか。具体的には、どのような形で横連携し、統合管理を実現しているのであろうか。

 弊社がこれまで多くのグローバル企業を支援してきた経験からまとめると、次の6つのテクノロジーを活用することで、統合管理を実現している。

1.データベーステクノロジー
これまで手動で管理していたスプレッドシートなどのデータを自動連係させることで一元的にとりまとめ、正規化による重複の排除を実現する。加えて、組織や業務プロセスなどのビジネスコンテキストデータを関連付けることでデータのインテリジェント化を行う。さらに、データベース統合技術を用いることで、他システムからのデータの統合を実現する。

2.ワークフローエンジン
ISOなどのベストプラクティスに準拠したワークフロー設計、通知・アラート機能を備えたワークフローエンジンを構築することで、通常業務にリスク・コンプライアンス活動を組み込む。また、蓄積したデータ(ベース)の上でワークフローエンジンを稼働させることで、データの鮮度を常に保ち続ける。

3.分析/レポート/ダッシュボード
蓄積したデータとワークフローによりアップデートされた情報をリアルタイムに取り出し、表形式、グラフ、ヒートマップなどあらゆる形でレポートを自動生成し、そのレポートをダッシュボードの形で常に閲覧可能な状態を実現する。

4.文書検索テクノロジー
蓄積したデータを容易に取り出し、情報の可用性向上を実現する。

5.セキュリティテクノロジー
データ単位のアクセス制御、ネットワークやデータベースの暗号化やSSO(Single Sign On)などを実現する。

6.自然言語処理技術
グローバルで横連携を実現するための多言語対応を実現する。

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デジタル時代の目に見えないリスクをどう捕捉するのか。経営の実務に資する「リスクマネジメント」について、調査結果や事例を交えながら解説する。

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