男性と女性とでは
ハゲの重みが違う

ハゲだって堂々歩きたい!絶望から立ち上がった女性漫画家の軌跡カツラ着用時の小豆さん。一見カツラとは全くわからない。しかしカツラ生活に慣れるまでは、「バレるのでは?」という恐怖に苛まれ、温泉にも行けないほどだったという

 まずは小豆さんに、円形脱毛症を発症した後の生活から訊いてみることにしよう。

「男性と女性ではハゲの重みが違うんです」と小豆さんは言う。確かに男性の場合は、開き直って坊主にすることに抵抗がない人も多い。また乱暴な言い方をすれば、男性のハゲは時として笑えるが、女性のハゲはなかなか笑えないのではないか?

 小豆さんは2010年、34歳で円形脱毛症を発症し、強いコンプレックスで悩み続け、引きこもりのような生活を送るようになってしまった。人付き合いも悪くなり、友達からの誘いも、嘘をついてでも断っていたという。とにかくハゲた自分を人に見られたくなかったのだ。

「円形脱毛症を絶対に治したい」。そのために、信用できる主治医の先生が見つかるまでは何度も病院を変え、漢方薬にも挑戦した。霊感占い師に髪の毛の行く末を占ってもらったこともあるという。

 ちなみに円形脱毛症の原因はストレスと言われることが多いのだが、実際にはそんなに単純な問題ではない。自己免疫疾患という病気で、体が異物を認識して排除する人間本来の機能が、髪の毛を「異物」として判断して排除してしまうことも、原因の1つだと言われている。