正樹さんはそうやって回顧します。当時、長女がちょうど1歳でした。妻は長女の妊娠が分かってからセックスを拒むようになり、それは娘さんが最初の誕生日を迎えても続いたそうです。
「たまたま近くに簡単に体の関係を持てそうな相手がいました。それが彼女です」
正樹さんと彼女・中村由奈(28歳)は同僚なので、もちろん、彼女は妻子の存在を知っていたのですが…そんな関係がいつまでも続くとは2人とも思っておらず、軽い気持ちだったようです。会社の同僚や妻には「出張」といい、彼女と草津で2泊3日、ハワイへ4泊5日のプライベート旅行に出かけたりしていたのですが、妻には彼女の存在を知られておらず、特に怪しまれることもなかったのです。
妻が第二子を妊娠
セックスするには彼女が必要
それから4ヵ月後。彼女の方から「そろそろ終わりにしてください」と別れを切り出してきたのですが、正樹さんには当時、彼女とどうしても別れられない理由がありました。それは第二子の妊娠。セックスレスの妻と久しぶりの性交渉でできた子です。それ自体は嬉しいのですが、長女の時と同様、妊娠期間中にはまた妻はセックスを拒むに違いありません。だから、正樹さんは必死になって彼女を引き留めたそうです。
「僕にだって罪悪感はあります。でも『エッチしたい』という気持ちは抑えきれませんでした」
正樹さんは当時、『妻が悪いんだ。エッチできないんだから』と無理やり気持ちを整理し、彼女との関係は結局、2年近くもずるずると続いてしまったのです。
それにしても、正樹さんはどういうテクニックを使って彼女の心をつなぎとめるのでしょうか。
「僕の目の前で弱みを見せたときが狙い目です!」