トップ5にランクインした企業のうち、2位のサントリーホールディングス、4位の伊藤忠商事と、2社が大阪発祥の企業。両社とも今から100年以上前の19世紀後半に関西を拠点に商人として活躍した創業者が興したのが始まりです。その「商人魂」が今でも社風として脈々と受け継がれており、仕事でチャレンジをしたい人には、そのチャンスが開かれていることが社員クチコミから見えてきます。

サントリーホールディングスの社員クチコミ

「『やってみなはれ』の文化は、今も根強く残っており、上司から『やらないこと』を怒られることはあっても、 『やってできなかったこと』を怒られることはまずない」(企画、女性)
「『やってみなはれ』の精神のもと、士気が高い社員が多い。元々は関西系の会社だけあって、ノリもいい」(営業、女性)

伊藤忠商事の社員クチコミ

「世間の評価通りの野武士集団、個人商店の集まり。若手の時から多くの裁量権が与えられている。ある程度、具体的にやりたい、創りたい商売が見えている人はやりがいも感じるし、やりやすい環境」(営業、男性)
「基本的には『稼げる人間ほど上に行く』という信賞必罰のカルチャー」(職能、男性)

 9位にランクインした旭化成は現在、本社が東京ですが、大正時代の1922年に設立された九州発祥の企業です。現在では総合化学メーカーとしてマテリアル、住宅、ヘルスケア領域など幅広い事業を展開しています。

旭化成の社員クチコミ

「良くも悪くも、自由で放任主義的な雰囲気がある。トップダウンよりもボトムアップで物事が決まりやすく、また、それを歓迎する傾向にある」(事務、女性)

「働きがいのある企業ランキング」トップ10にランクインした企業の中でも、国内企業で長い歴史のある会社のクチコミを見てきました。「風通しの良さ」や「チャレンジを許容する社風」などが共通するキーワードとして多く挙がっているように、自分を伸ばしてくれたり、何事にもチャレンジでき、かつ失敗したりできなかったりしても許容される環境が、長い歴史の中で新たな時代を切り開いてきたのかもしれません。

「働き方改革」で、残業など労働時間の是正に向けた取り組みが徐々に進んでいますが、労働生産性を高め、社員も企業も成長するためのヒントが、そこにあるのではないかと思います。

(本記事はVorkers[ヴォーカーズ]の提供記事です)

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