また、異色のランクインは、官公庁で唯一入った20位の特許庁です。「お役所的」と言う皮肉があるように、前例主義、年功序列、縦割り組織など自由なイメージとは程遠い行政ですが、特許庁はどういった点がランクインしたのかを見ていきましょう。

特許庁の社員クチコミ

「自由闊達にモノを言える雰囲気があり、風通しが良い。年功序列ではあるが、それぞれが高い意識をもって仕事に取り組んでおり、刺激を受ける機会も多い」(審査、男性)
「私のような若手であっても、対外的に語れるストーリーを描くことができれば、何事にもチャレンジができるし、それを許容する『やってみよう』精神の雰囲気があります」(専門スタッフ、男性)

 そしてトップ50の中で若い企業としてランクインした注目株は、今年で創業10年目を迎えるベンチャー企業、ユーザベース(33位)。経済情報の検索プラットフォームとソーシャル経済ニュース「ニューズピックス」を提供している会社です。社員クチコミによると「自由と責任」から一人ひとりに任せられる役割が大きいようです。

 ここまで、「働きがいのある企業ランキング」にランクインした企業、組織を見てきました。「風通しの良さ」や「チャレンジを許容する社風」などが共通するキーワードとして多く挙がっているように、自分を伸ばしてくれたり、何事にもチャレンジでき、かつ失敗したりできなかったりしても許容される環境を求めていることの現れと言えるでしょう。

 テクノロジーが進むにつれ、将来的には多くの仕事がコンピューターによって代用されるとも言われていますが、仕事でのチャレンジは人間だからこそできる新たな可能性を広げます。「働き方改革」で、残業など労働時間の是正に向けた取り組みが徐々に進んでいますが、労働生産性を高め、社員も企業も成長するためのヒントが、そこにあるのではないかと思います。

(本記事はVorkers[ヴォーカーズ]の提供記事です)