PS3の描画能力が可能にする
サクサク動作で瞬時に完了する録画予約

小山:録画予約もカンタンなのもいいですよね。24時間単位で番組表から番組を選択するのも瞬時にできる。ストレスがないんですよ。こういう事が可能なのは、やはりPS3が描画能力を要求されるゲーム機だからということも大きいのでしょうか?

西沢学(にしざわ・まなぶ)
ソニー・コンピュータエンタテインメント 
ジャパンスタジオ インターナルデベロップメント部 ゲームデザイングループ クリエイティブディレクター

西沢:小山先生のご指摘どおり、トルネのストレスレスなスピード感を実現できているのは、PS3が高性能な家庭用ゲーム機であることがいちばんの理由です。

 まずひとつ目は、PS3が、高度な映像処理に対応できるゲーム機であり、その能力を最大限に活かせたこと。そしてふたつ目は、いま私が持っている「プレイステーション3」のコントローラが「ブルートゥース」を採用していることです。この「ブルートゥース」のお陰で、操作がより速くなっているんです。

 トルネを触っていただくとすぐにおわかりいただけるのですが、番組表の表示やソートのスピードはかなり速いし気持ちいい。このトルネの操作は、機器を操作しているという感覚よりも、ゲームを遊んでいるような感覚に近いのではないかと思います。

小山:多くの家電は赤外線が採用されていますが、それらと比較してもかなり感度がいいですよね。反応が早い。

西沢:おっしゃるとおりです。ブルートゥースはレイテンシー(データの要求をしてから、そのデータが返ってくるまでにかかる時間のこと。これが発生するとイライラ感増大)が発生しづらいので、反応が早いんですよね。それも操作の気持ちよさに貢献していると思います。

小山先生の2テラHDDをまるまる埋めた、
未視聴の(未確認)700番組

大人の男性によくなじむデザインテーマ「トルネ・ブラック」

石島:しかし、これだけ録画操作がカンタンだと、山のように録画して見ない、という人も多いのではありませんか?

西沢:そうなんですよ。トルネの基本コンセプトのひとつに、「見て・消し」を繰り返して楽しんでいただこうというものがあります。PS3の限りあるHDDを上手いこと使いこなして、番組を見ては消す、という行為そのものを楽しんで欲しかったんです。

 ところが、録画した番組を全部見るか? ということになると、結構難しいと思うんですよ。見ないままの番組なんて、普通いくらでもありますよね。なので、外付けでHDDを8個まで増設できるようにしたんですよ。

小山:私、2テラのHDDひとつ分見てない番組がありますよ。学生の卒論につきあった結果なんですけどね。学生がアニメの研究をしていたので、片っ端からアニメを登録しておいたらこうなった。トルネは消す手間が省けるから本当に便利なんですよね。

西沢・石島:えっ、2テラ分見てないHDD?!