「手取りを増やす」ためには、税金の仕組みを知ることが早道。新刊『サラリーマンのための「手取り」が増えるワザ65』から、抜粋してそのエッセンスをご紹介します!
退職金の受取り方法によって、
手取りが130万円も増える!
本書第4章では「60歳以降の手取りを増やすワザ」をご紹介します。
このワザは、60歳を過ぎてから知るのでは手遅れになることが多いので、50代のうちからワザを知り、準備しておくことが肝心です。
もちろん、40代など若い世代の人も早くから知っておいてソンはありません。知らないだけで手取りが100万円以上違ってくるのであれば、ぜひご一読を。
まず、下のグラフを見てください。
退職金の受取り方法を「一時金」か「年金」か、選べる場合の試算です。「年金受取り」をすると、勤務先がそのお金を運用し続けてくれるので、「額面収入」は、増える利息の分「年金受取り」が有利になります。
ところが「手取り収入」では、結果は逆転。年金は2%で運用されるにもかかわらず、「一時金受取り」が130万円も多くなるのです。
どんなカラクリがあるのか、次回からすこしずつ解説しましょう。