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再統合する時代の幕開け

――マークロジックが作る新発想のデータベース

ダイヤモンドIT&ビジネス
【第171回】 2018年3月23日
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 そして第3の問題が、「時間の経過によるデータの変化」だ。あらゆるデータは変化に合わせて更新されていくが、通常は新しいデータに上書きされてしまい。更新前の状態にデータを戻すことは困難だ。しかしそれが、ビジネスで扱うデータの場合は重要な時もある。

 これについてもパスクア氏は、顧客データの場合を例にとって説明した。

 「ある顧客のデータは、同一住所で同一の名前だということで統合されていました。しかし、一方で経済的に自立していくには厳しい収入のレベルを示していながら、興味関心は高級消費財に向いている、矛盾した結果を示していました。このデータを当社のデータベースの機能を使って、過去にさかのぼって調べてみると、実際は親子のデータが混じっていたことが判明したのです。データが上書きされていたら、過去の登録時のデータは再現できず、不正確な顧客データをもとにマーケティングをすることになるのです。こうしたミスは、金融機関やヘルスケア業界では致命的な問題になるでしょう」

 このように、ビジネスの実際の場で利用することを前提にしたデータ統合の技術があれば、真の顧客理解が進み、データ駆動によるビジネス戦略が立てられるようになるとパスクア氏は語った。

 マークロジックはビジネス向けの信頼性を確保したノンスキーマのデータベースを提供し、多くの企業のデータ統合を支援している。顧客データに限らず、データ統合による新しい事業を検討する企業にとって、選択肢の1つとなることだろう。

本イベントでは、パスクア氏の講演に先立ち、マークロジック創業者のクリストファー・リンブラッド氏、マークロジック日本法人代表のデニース三浦氏によるトークセッション「AIとIoTの業務活用」が行われた。

(取材・文/ダイヤモンド・オンラインIT&ビジネス 指田昌夫 撮影/宇佐見利明)

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