注意しなければならないのは、マウンティングが行われるのは、決して女性同士だけではないことだ。先輩と後輩、上司と部下、年上と年下の間にも頻繁に発生している。「マウンティングおじさん(おばさん)」がたくさんいるのだ。もちろん、そういった行為は嫌悪される。

 特に多いのは、職場での上司から部下へ行われるパターンだ。マウンティングが「上下関係を決めづらい関係性」で生まれるのなら、すでにその関係が作られているはずの上司から部下へ行われるのは不思議でもある。しかし、専門家によると、どうやら時代背景が影響しているらしい。

 その話は後述するとして、まずは「マウンティングおじさん(おばさん)」のエピソードを紹介しよう。その上で、自分たちが若手にマウンティングをしないための処方箋を考えたい。

オフィスでの世間話は要注意!
若手に不評の「俺が上」アピール

 巷にはびこる年上から年下へのマウンティング。それは世間話によく現れる。いくつかの実例を紹介しよう。

「ある会合で出会った40代の男性。その場では、直近で話題になった芸能人の話をしていて、私も合わせていました。しばらくしてから『本当はさっきまで会社経営の話をしてたんだけど、君に合わせてこういう話題を選んだんだ。話に入りやすかったでしょ?』と言われました。初対面で、こちらのプロフィールを全く話していないのに、見た目だけで判断されたのか…。舐められてるなと思いました」(30代女性)

「職場の上司にシンガポール旅行の話をしたら、『僕は何度も行ったことあるけど、そんな観光地化されたところに行っても、本当の面白さはわからないよ』と言われました。『わかってないなー』と付け加えられたので、うるさい!と思いました」(20代女性)