新型アウディQ5、従来イメージを踏襲しつつキラリと光る新しさ【試乗記】アウディQ5・2.0TFSIクワトロ1stエディション 価格:7MT 704万円 1stエディションはSラインバンパーと20インチアルミなどを特別装備したデビュー記念車 販売台数は限定250台 ボディーカラーは全4色

2ndアウディQ5がモデルチェンジした。スタイリングはキープコンセプト、新旧ともに似ている。新開発プラットホームで、4WDシステムなどすべて一新している。

従来モデルのイメージを踏襲も
最新のアウディSUVらしい造形

 新型アウディQ5の外観は、パッと見た限りでは旧型との違いがわかりにくい。2008年にデビューした旧型は、世界で約160万台も売れた成功例だった。2ndモデルはあえて従来モデルのイメージを踏襲したようだ。

 だがじっくり観察していくと、最新のアウディSUVらしい造形が見つかる。グリルとヘッドランプをつなげたフロントマスク、エッジのきいたサイドのキャラクターライン、そのラインまで回り込んだフロントフードなどだ。

 インテリアもまた最新のアウディ・モードを取り入れている。現行A4と同様、インパネが水平基調になって低く抑えられたことで、開放感が増した。テレマティクスも最新スペックにアップグレードされており、スマートフォンとの親和性が向上している。

 新型のボディサイズは全長×全幅×全高4685×1900×1665m/m。ホイールベースは2825m/mである。旧型と比較すると、全長が50m/m、ホイールベースは15m/m伸びた。だがキャビンが広くなったという印象はない。従来も空間部は十分あったからだろうか。