アウディのSUV、Q5および高性能版のSQ5がフルモデルチェンジして、2017年10月に日本発売開始された。

 同時発売された2つのモデルは、燃費にもすぐれるQ5と、スポーティで走りが楽しめるSQ5というキャラクターわけがきちんとされている。

 日本を含めて世界的に伸びるSUV市場。アウディジャパンの販売実績も、2008年の1669台から2016年の4万2278台へと拡大しているそうだ。

 

アウディのミッドサイズSUV、SQ5は乗るべき価値ある出来映えタイヤの大きさが印象的で力強く見える新型Q5シリーズ。ボディサイズは従来型に対して若干拡大したが車両重量は70キロ軽くなっているという

 

 Audi Q5は、Q3と大型のQ7のあいだに位置するモデル。価格帯は657万円からと安くはないが、ライバルの多いマーケットへの参入だ。

 Q5 2.0 TFSI quattro は185kW(252ps)の2リッター4気筒エンジン搭載。前輪駆動主体の新世代クワトロシステムに特徴がある。

 

アウディのミッドサイズSUV、SQ5は乗るべき価値ある出来映え全長4685ミリ、全幅1900ミリ、全高1635ミリでホイールベースは2825ミリと長い

 

 運転や路面状況をコンピューターがつねにウォッチしているシステムだ。滑ったり、あるいはコーナーで外側にふくらんだりする傾向を“事前に”判断し、駆動力配分などを行う。

 スポーティなSQ5は260kW(354ps)の3リッターV6に、後輪駆動に重きを置いたクワトロシステムを持つ。