JA柏崎の幹部が経営するギフトステーションリアン柏崎店

 輸入食品が中心のギフトのチラシを持って、組合員に売り歩く仕事はJAの使命である農業振興とは程遠い。職員はさぞや気が重いことだろう。

 ところで、この営業活動には職員でもあまり知らない秘密がある。贈答品を供給するアイビック商事の「ギフトステーションリアン柏崎店」はJA柏崎経営管理委員会会長、今井長司氏の土地と建物を賃借して運営されているのだ。

“農協貴族”に堕ちた
専業農家リーダーが吸う甘い汁

 アイビック商事が柏崎市に店を出したのは13年6月のこと。当時すでに、今井氏はJA柏崎の会長だった。

 当初、JA柏崎はお中元とお歳暮の営業活動で、県内の他のJAも利用するギフトショップの商品を販売していたが、16年秋から契約先をアイビック商事に切り替えたのだという。

 JA柏崎が扱う贈答品には、アイビック商事系とJA柏崎オリジナル系の2種類があり、職員は2枚のチラシを持って組合員に売り込む。どちらが選ばれるかは組合員次第ということになっている。

 だが、本誌が両者のサービスを比較したところ、アイビック商事系が全国送料無料なのに対し、JA系の送料無料エリアは市内のみ。品ぞろえも、アイビック商事128点に対して、JA系は61点だった(17年お歳暮のチラシで比較)。

 形式上は選択制だが、アイビック商事が優位なのは明らかだ。