コスパ最高スキルは「笑顔」
日本人は要練習

 最後に、とても大事なポイントとして挙げておきたいのが、「笑顔でコミュニケーションをする」ことです。なんとなく幼稚な意見のように思えるかもしれませんが、これはグローバル仕事人として「練習」をしなくてはならないスキルでもあります。

 外国人がすべて笑顔の名人であるとは言いませんが、少なくとも多くの日本人は笑顔を浮かべることが得意とは言えません。海外から来た人たちが、「日本人はみんな不機嫌に見える」という感想を持つのも、たいていの日本人は積極的に笑顔を作る機会が多くないからではないかと思います。ましてや、日本人の中で笑顔の練習をしたことがある人は、きわめて少数派です。

 笑顔を浮かべるのは、顔に10個以上ある表情筋を駆使する、実にアグレッシブな運動です。筋肉は、トレーニングしないと衰えてしまい、正しく動かすことができないものです。ましてや、自分の表情は普段自分で見ることができません。筋肉が衰えて表情の乏しい人になってしまわないよう、鏡やビデオを使って練習しないと上達しないものなのです。

 スモールチームの場合、リーダーやマネージャーの「不機嫌」は簡単に伝わってしまいます。なぜならネガティブな感情や雰囲気の方が、伝染力が強いからです。だからこそ、笑顔を使いこなす必要があるのです。

 笑顔でいれば、コミュニケーションが取りやすくなります。積極的なコミュニケーションは、信頼関係を強くします。信頼関係が強まれば、チームは高いパフォーマンスを発揮できます。
笑顔は、何の投資もせずに手に入れられる、コストパフォーマンス最高のスキルの一つです。そして、応用の幅は極めて広いという優れものでもあります。

 ぜひとも、笑顔を磨く練習を始めてみてください。

(プレゼンテーション・アドバイザー 澤円)