平昌五輪女子スピードスケートで金・銀・銅の3つのメダルを獲得した高木美帆(23)が、またまた快挙を成し遂げた。オランダ・アムステルダムで9日と10日の両日にわたって行われた世界オールラウンド選手権で総合優勝を勝ち取ったのだ。
高木美帆が快挙
スピードスケートの女王に
世界オールラウンド選手権は短距離、中距離、長距離の4種目を滑って、そのポイントによって王者を決める大会。速さと持久力を兼ね備えた者でなければ勝てないため、スピードスケートの本場オランダでは、この大会を制した者を「King(Queen) of speed skater」と呼ぶ。つまり真のスピードスケート世界チャンピオンを決める大会といえるのだ。
大会が始まったのは130年前の1889年。冬季五輪はスタートしたのは1924年だから、それよりもずっと歴史は長く、スケート王国オランダでは最も重視されている大会だ。