写真:スポーツニッポン新聞社/時事通信フォト

 まず、宇佐神宮については、後継者が同じ女性ということで同じように扱われることが多いのですが、それは間違っています。あちらは(後継ぎの女性が懲戒解雇され、神社本庁の元幹部が新宮司に就任したという意味で)神社本庁による乗っ取りだと思っています。

 女性というだけで宇佐の方(到津克子氏)と、ひとくくりにされてしまいますね。神社界は男性ばかりなので。辛辣にはなりますが、能力がなくて男性ということにだけしか自分の価値を見いだせない方ほどそうしたことを言います。

──神社界では、女性差別が根強いのですか。

 相当ひどいですよ。私たちは、神社本庁と雇用関係などは一切結んでいない。つまり、彼らは上司でも何でもない。それにもかかわらず、パワハラとセクハラが横行しているんです。

 一部の男性神職が、どれだけ女性神職や巫女を性的対象にして、卑しめてお酒を飲み、高圧的な態度で接してくるか──。お金と女、お酒しか考えていない人もいて。

 神社本庁の一部の職員もひどいですね。あの方々は、国民に選ばれたわけでも何でもなく、私たちの上納金で食べているのですが。幹部(実際の役職名)の某氏(実名)などは最低の人間でした。

 神職の研修などに行くと、神社本庁の職員も来るのですが、あたかも自分たちが国家試験を通った人間であるかのように、上から物を言うわけですね。これは私だけではなく、他の多くの神職も同じ不満を持っています。

 そもそも、うちのような氏子・崇敬神社(神社の慣習的な祭祀圏の居住者を氏子、圏外の信者を崇敬者と呼ぶ)は、氏子の方々がお金を出して建てているわけですから、氏子の総意で宮司が決められるべきだと思うのです。

──神社本庁からの離脱を決めた理由ですが、宮司就任が氏子の意思であるにもかかわらず、神社本庁が首を縦に振らなかったから、ということでしょうか。