国対委員長は
辻元議員から交替させるべし

 では、こうした状況を打開して、持てる能力を最大限発揮できる態勢にもっていくためにはどうしたらいいのか。

 まず、国対委員長を辻元議員から他の適任者に交替させることが必要だろう。

 もっとも適任者とは誰か?と問われれば、すぐに思いつくわけではないし、国対の専門家、神様のような存在(かつてのみんなの党では水野賢一参院議員〈当時〉が参院国対委員長として辣腕を振るっていた)がいるわけでもない。

 少なくとも空席の間は、委員長代理の山内議員に代行させる方が、まだ与党とのやり取りは、あうんの呼吸のような部分も含めて滞りなく進むかもしれないし、予算委員会の質疑者の偏りといった問題も少しは是正されるかもしれない。

 そして辻元議員には国対委員長としてではなく、質疑者の一人として活躍してもらう、その方が“攻める”に長けた辻元議員の能力も発揮できるのではないか。

 あとは国対人材の育成、今後政権政党の一翼を担うことを目指すのであればこれは必須である(しかしそこまで全て国対委員長というわけにはいかないので、他に育成担当議員が必要だが、そこは人材不足か)。

枝野代表のリーダーシップは
どこへ行った?

 さて、立憲民主党の代表は、ご承知のとおり枝野幸男議員であり、党を作ったのも同議員である。従って立憲民主党はこの枝野議員を抜きには語れないわけであるが、どうも最近枝野代表の存在感が、以前と比べて小さくなっているというか薄くなっているようである。

 もちろん、衆参合わせて60人以上の国会議員を擁する党の代表である以上、自分ばかりが前に前にというのは適切ではないし、みんなの党のように党代表の個人商店のような存在、運営に堕してしまっては、そもそも党ではなく、単なる枝野幸男議員個人のための組織になってしまい、国民の付託に応えることなどできなくなってしまう。