民進党から離党者が続々入党
立憲民主党は今後どうなっていくのか?
立憲民主党を巡る動きが活発化してきている。
まさに「死に体」であり“泥舟”の民進党からの離党者の新規入党が、ドミノとまでは言わないまでも相次ぎ、ついには蓮舫元代表まで入って来る始末。これではまるで民主党に逆戻りするだけのようにも見える。「枝野立て!」の声に推されて衆院選直前に急遽結党された立憲民主党、あれよあれよという間に野党第一党に躍り出て、民進党との決別の様相も呈している。
先の特別国会では結党の理念からブレない姿を保ち続けたように見えたが、それは特別国会の会期が実質的には極めて短い期間であったことも功を奏したとも考えられ、本当の正念場、本当の姿を見せる舞台は1月22日に開会予定の通常国会だろう。
野党第一党の立憲民主党は今後どうなっていくのか?時を同じくして決定された新しい党綱領を軸に、あれこれと考えてみたい。
立憲民主党の綱領、今回新たに決定されたものは、選挙時の綱領(以下、「旧綱領」という)をより具体化、詳細化した、拡大版と言っていいだろう。
もっとも基本路線は全く同じで内容が濃くなっただけかと言えば、そうでもないようだ。
消えた「身を切る改革」
立憲民主党は必ずしも一枚岩ではない!?
例えば行財政改革に関する項目。旧綱領では「未来への責任 改革を先送りしない」と題して次のように記載されていた。