中国人から見た
日本の美容整形業界
女性なら誰もが、より綺麗になりたい。いつまでも若々しくいたい。そんな願いを心のどこかに宿しているのではないだろうか。
この願いは万国共通で、特に経済発展目覚ましい中国人女性の欲求は旺盛である。
ご承知の方もいるかと思うが、これまで中国人にとって美容整形先進国は、アメリカ、韓国、タイであり、多くの中国人富裕層がこれら美容整形先進国に渡航し施術を受けてきた。
しかし、美容整形というのはデリケートで、繊細な側面がある。
高額な渡航費と施術費を支払ったものの、その結果に不満を抱いている人も少なくない。
実は今、そんな中国人の中で、密かに注目されているのが日本。
中国人から見た日本の美容整形業界と、日本の美容整形業界が中国に注目し始めている潮流を在中18年、中国でサービス産業のコンサルティングを行っている筆者が分析してみたい。
日本の美容整形業界にとって
今がラストチャンスか
今、日本の美容整形に対し「羨望の眼差し」を送っている中国人は、タレントやモデルといった著名人。あるいは既に海外で施術を受け、再施術を望んでいる修正整形医療組が中心で、その数はいまだ限定的である。
しかし、筆者は、この「兆し」は日本の美容整形業界において、大きなチャンスであると感じている。