現在、薬品や機材で大きくアドバンテージのある先進国の美容整形業界だが、医療の分野で大きく物を言うのは施術数である。

 その意味で、今後中国が現在の美容先進国を追い抜くのは想像に難しくない。

 急かす意図はないが、中国市場に興味がある日本の美容整形企業にとって、「インバウンド」「アウトバウンド」問わず、このタイミングがラストチャンスなのかもしれない。

想像以上の美容整形巨大市場中国
5年以内に世界一のマーケットに

 言わずと知れた、中国は13億人の人口を抱える、日本のおよそ13倍の巨大市場である。日本の美容整形の利用者件数は、126万351件だ(2014年国際美容外科学会調べ)。

 それに対し、中国の美容整形の利用者は既に700万人を超え(2014年中国美容整形協会調べ)、市場規模で7~8兆円。驚くべきことに、日本市場の20~25倍に膨張しているのだ。

 中国市場が有望な理由は、それにとどまらない。

 日本では美容整形を利用した人のうち、一般人の比率は約70%(自由ヶ丘クリニック調べ)である。

 それに対し、中国市場での一般人比率は50%。その他50%は芸能人やタレント等、特殊な事情を抱えた人なのである。

 この事は、中国の美容整形マーケットがいまだ発展途上にあることを意味し、今後さらに大きな市場に成長することを意味する。