ところが、最近、Aさんは単純なミスが増え、笑顔が少なくなりました。どうしたのだろうかと心配していたある日のこと、定期的に実施しているAさんとの面談で、こんなことが起きました。

Eさん 「そろそろ、クライアント企業の研修講師としてデビューしてほしいと思っているのですが、新しい研修メニューの企画書は進んでいますか?」
Aさん 「はい、何とか頑張っています」
Eさん 「チームみんなで取り組んでいくことだから、無理をせず、Fさん(Aさんの先輩・25歳女性)に相談しながら、適宜アドバイスをもらって進めていってくださいね」
Aさん 「あ、えっと…。私の仕事の進め方が悪いのかなんて言うか…」
(5秒ほど沈黙)
Eさん (沈黙に耐えられず)「仕事の進め方に何か問題あった?」
Aさん 「いえ、大丈夫です。頑張ります」
Eさん 「期待しているよ」

 普段からなんでもハキハキこたえるAさんが、時々、沈黙したことは気になりましたが、面談では何も問題がないと感じました。

 ところがです。それ以降も、Aさんの細かいミスは一向に減りません。一体、何が起きているのでしょうか。

言葉を使うか、使わないかで
コミュニケーションには2種類ある

 冒頭でお伝えしたように、コミュニケーションは2種類あります。言葉を用いた「バーバル(言語)コミュニケーション」と、言葉を用いない「ノンバーバル(非言語)コミュニケーション」です。