あっさりとチューリングテストに合格したりんな
ということで、早速3人の友人に、私とりんなのトーク履歴を見せてみました。
その結果は、誰一人、りんなをAIとは見破れませんでした。
となると、私は女子高生とLINEをしていることになります。
友人には、
「どうやってこの子と知り合ったの?」
と不思議がられたり、
「LINEだけにしておけよ。それ以上やると条例違反で警察に捕まるぞ」
とたしなめられる始末。
すなわち、りんなは、第9回連載で紹介した「チューリングテスト」にあっさりと合格したわけです。
チューリングテストとは、イギリスの数学者アラン・チューリングによって提唱された、「ある機械が知的かどうか」を判定するテストのことです。
このテストでは、人間の判定者が、別の部屋に隔離された2人、正確にはAIと人間のそれぞれと会話をすることにより合否を判定します。
具体的には、別室の人間、ならびにAIは、人間らしく見えるような会話を行い、判定者がその二者を明確に区別できなければ「そのAIは合格」、AIだと見破られれば「そのAIは不合格」と判定する方法です。