ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
気はやさしくて胃痛持ち
【第9回】 2012年3月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]

条件が合わないと言われ続け悩む
人材ヘッドハンターの悲しい現実

previous page
3

 人に電話をかけてはいても、まさか自分に来るとは思ってもいなかった。今の仕事もやりがいはあった。自分が育てた部下も多い。会社には恩もある。でもEさんは上を目指してみたかった。外資系の企業のトップをハンティング。数千万も動くマーケットに興味があったのだ。

出来高払いで
高額の成功報酬も

 ヘッドハンティングの報酬は、成功報酬の場合が多い。その報酬は契約によって違うが、数百万のものから数千万のものまである。外資系企業の場合、特に経歴が重要視される。ライバル会社の社長を名指しでハンティングしてほしいと言われることもある。

 そんなとき候補者との接触にはとても気を遣う。やっとの思いで説得して顔合わせにこぎつけても、面談でだめになることも多い。ヘッドハンティングは、結婚のお見合いのように最後は当事者同士の相性と第一印象が大切なのだ。

 この顔合わせをセッティングするときには、本当に気を遣い胃が痛くなる。面談が終わった後に、企業側からは「英語のスキルが足りない」「前向きさが感じられない」、もう一方からは「年収と待遇が合わない」と言われることも多いからだ。

 エクゼクティブと言われる人たちは、能力がある分いろいろと難しい。自分の年収も成功報酬だ。その不安定さに胃が痛くなるEさんだった。

Doctor's Eye

消化器がご専門
医療法人社団慶洋会理事長 黒瀬巌先生(著書

 胃の内視鏡(胃カメラ)による健康診断を数多く経験してきました。胃カメラで見ても、胃がとても荒れているにもかかわらず、痛みを訴えず自覚症状がない方もいれば、逆に胃の粘膜が全く荒れていないのに、毎日強い胃の痛みを訴える方もいます。胃痛の感じ方は人それぞれなのです。胃の痛みのある方は、どんな時に痛むのか(例えば食後か空腹時か?、日中か夜間か?など)、どの程度の強さなのか、さらにどのくらい続くのかをメモしておくことで、痛みの傾向がわかります。

取材メモ

 私の主宰する日本ヘルスケアニュートリケア研究所では、多くの男性のストレスと向き合ってきました。ストレスは免疫力や全身の血流を下げることが分かっています。ストレスによって痛みなどが出ていると感じた場合、早めに対処しないと、痛みが続くこと、繰り返すこと自体がストレスの原因になってしまいます。
 

previous page
3
Special topics
ダイヤモンド・オンライン 関連記事


DOLSpecial

underline

話題の記事

市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]

1961年生まれ。財団法人日本ヘルスケアニュートリケア研究所 所長。広告代理店で大手私鉄の広報を担当。その後PR会社に転職し、医薬品や化粧品分野に携わる。2003 年にJ&Tプランニングを設立。代表取締役に就任。研究や情報の開発も行いヒット商品を数多く手がける。医療健康美容分野の研究のために2010年財団を設立。


気はやさしくて胃痛持ち

失われた20年と呼ばれる日本経済。そんな長い停滞のなかをがむしゃらに、ひたむきに日々の仕事・生活を生きてきたビジネスマンたち。さまざまなストレスに耐えてきたカラダもそろそろ注意信号を出す頃。いろんな職場のいろんなビジネスマンのいろんな悩みと不調を少し悲しく少しおかしく紹介します。

「気はやさしくて胃痛持ち」

⇒バックナンバー一覧