「同居する母との関係がつらくて、心理カウンセラーのもとを訪ねたことがあります。最初から気になったのは、こちらの話を途中で遮ることが多く、自身の経験を交えた見解を押し付けてくることでした。

 『それはあなたがお母さんのことを許していないからじゃない?』『相手をいつまでも許せないと、あなた自身がお母さんから卒業できないと思う。私もそうだった』など、私が母を許していない、憎んでいる、みたいに決めつけて話をされるばかりで……。

 確かに多少はそういう気持ちもあると思いますが、『あなたはこう』『あなたに非がある』と強く断定され、責められるとしんどいものがあります。彼女自身の経験談を延々と話されるのもかなり疑問でした。それ以来、カウンセリングには行っていません」(40代女性)

 話を聞いてほしくて心理カウンセラーのもとへ行ったにもかかわらず、なぜか長話を聞かされた上に否定され、持論を押し付けられるという、なんとも強烈な展開だ。心理カウンセラーが自分の経験談を話すのはNG、という決まりはないが、相談者が「長い」と感じるほど話すのはいかがなものだろうか。

もはや敵意!?
否定の言葉を連発する心理カウンセラー

 続いて、モンスター度・中級(筆者独自の判断)の事例を見ていこう。

「職場の人間関係がつらくて、会社を辞めた経験があること、今はアルバイトをしていることなどを話すと、『それはあなた自身が弱いから』『もっと強くならないと現代社会では生きていけない』などと否定されました。

 『あなたが悪い』という結論に持っていきたいような印象を受けましたね。もう少し実のある解決策や心の持ちように関するアドバイスをもらえると思って期待していたんですが……。結局傷ついて帰ってきただけでした」(30代女性)

 何を話しても攻撃されることはなく、秘密が守られ、安全性が担保される――それこそが相談者がわざわざ安くはない対価を支払って、心理カウンセラーを訪ねる理由であり、普通に誰かに話をするのとは異なる点だといえる。それにもかかわらず否定という攻撃を受け、心がズタズタになるなど、あってはならないことだろう。