そこでおすすめなのが、玄関マット、タオルケット、バスタオルを使った「玄関マット枕」だ。玄関マットをZ型に折りたたみ、その上にタオルケットやバスタオルを乗せ、高さを調整して、自分に合った枕を自分で作ってしまえばいいのだ。その際、呼吸がしやすいか、首から肩にかけて力が抜けているかをチェックしながら微調整するとよい。そして、寝返りを打つ際に身体に力が入らずスムーズに回れれば、それがジャストフィットだ。

◇首姿勢で人生が変わる

 慢性的な痛みや不快感は、人の気持ちを暗くさせる。もし、そうした痛みや不快感から解放されたら、気持ちが明るくなるだろう。体液の循環もよくなり、むくみが改善し、肌の張りもよくなる。だるさが消え、身体の動きがよくなり、やれることが増えていく。首姿勢の改善は、単なる痛みや不快感を解消させるだけでなく、人生全体を明るくさせることにつながる。そのための第一歩はほんのささいな習慣の変化なのだ。

一読のすすめ

 体軸を整えるエクササイズは、本書にはイラスト入りで、立っているとき/座っているとき/寝ているときというケース別に、詳しく解説してある。ぜひ、効果のほどを試してみてほしい。

 肩こりや片頭痛に悩まされている人はもちろん、疲れが抜けない人、よく眠れない人、うつ気味の人、そして美しい姿勢が欲しい人にもおすすめである。

評点(5点満点)

総合3.5点(革新性3.5点、明瞭性3.5点、応用性3.5点)

著者情報

山田 朱織(やまだ・しゅおり)
16号整形外科院長、医学博士
株式会社山田朱織枕研究所代表取締役社長
マクラ・エバンジェリスト

 1989年東京女子医科大学卒業。同大学整形外科教室、成瀬整形外科を経て現職。

 2002年より、整形外科医の考える「正眠」=正しい眠りのための枕研究をテーマに、「整形外科枕」の研究開発に着手。日本で初めての「枕外来」を開設する。2007年に16号整形外科(神奈川県相模原市)の院長に就任、首こり、肩こり、腰痛など、さまざまな症状に悩む患者様と毎日向き合う。流れ作業的な「3分診療」とはまったく逆の、診療に時間をかけた「オーダーメイド医療」を貫いている。外来は多いときで1日150人近く。併設の「山田朱織枕研究所」では患者様に本当に合ったオーダーメイド枕をこれまで5万個以上作り、枕を使用した患者様から「長年の辛い症状が改善でき、うれしくて涙が出ました!」というほどの強い支持を受けている。「人生が変わる1分間の深イイ話」「世界一受けたい授業」「ZIP!」「ためしてガッテン」出演などメディアの注目度も高い。

 シリーズ累計23万部を超えるヒットとなった『頸椎症、首こり、肩こりに!山田朱織のオリジナル首枕』(主婦の友ヒットシリーズ)をはじめ、著作には『頭痛・肩こり・腰痛・うつが治る「枕革命」』(講談社+α文庫)、『ネックササイズ』(ワニブックス)などがある。現在は、「MAKURAinBED®(枕内蔵型ベッド)」の研究開発、大学工学部・医学部と産学共同研究、全国の整形外科医と共同研究ネットワーク「睡眠姿勢研究会」を立ち上げて活動中。「姿勢革命で人類を健康に」を理念に、日々診療と研究に邁進している。

 日本整形外科学会専門医、日本脊椎脊髄病学会会員、日本睡眠学会会員、日本腰痛学会会員

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