ペットホテルやシッターよりも
頼れるのは近所の猫飼いさんたち

株式会社nyans代表取締役・谷口紗喜子さん。目指すのは、ペットの殺処分ゼロの世界。その第一歩としてnyatchingを立ち上げた

「飼い主さんの自由ですが、実際に会ってみて相性や生活環境を確かめた方が安心できると思います。そうやって交流を深めていけば、信頼関係も築くことができ、家を留守にする場合、ケガや病気になった場合でも助け合うこともできます」と話すのは、このサービスを立ち上げた株式会社nyans代表取締役・谷口紗喜子さん。

 小さい頃から犬や猫を飼っていた動物好きの谷口さん。社会人になり1人暮らしをしながら猫を飼っていたが、毎月出張があり、その度に預け先に困っていた。

「最初は動物病院やペットホテルに預けていましたが、犬や他の猫と一緒に過ごさなくてはなりません。狭いケージに入れられるためストレスが多く、震えながら帰ってきたこともありました。ペットシッターも利用してみましたが、1回数千円の費用がかかってしまいます。猫を飼っている近所の友人に世話を頼めたら良いのでは?と考えたのです」(谷口さん、以下同)

 nyatchingは、今のところ東京23区内と福岡市のみのサービスだが、今年中には全国展開を行う予定だ。スタートからまだ間もないが、遠方の方から全国展開をしてほしいという要望も届いている。

 現在は、利用手数料の要らない「フリー会員」のみだが、今後は、猫を預けた際の保険が付いた「プレミアム会員」も新設する予定だ。ケガや病気の相談を24時間体制で受け付けるので、飼い主にとっては心強いサービスになるだろう。

「今後は、猫を飼っていないけど猫が好きな方、このサービスがあれば飼いたいという方も参加できるようにしていこうと考えています。飼い主同士の新しいコミュニティをつくり、 困ったときにお互いに猫を世話し合える関係を構築していきたいです」