サービスの低下が“炎上”した滴滴 Photo:REUTERS/AFLO

中国で普及する
タクシーアプリ

 友人を食事に招待したとき、ある悩みを聞いた。駅から車で15分以上離れているところに住んでいるため、最近、なかなかタクシーが呼べないというのだ。

 タクシー会社に電話して頼むと、いつも「近くにはいない」という回答が戻ってくるという。「上海のようにアプリで呼べればいいのに」と友人はぼやいていた。

 同席していた妻が、「日本にもタクシーアプリがある。試しにネットで全国タクシーというアプリをダウンロードして使ってみたら」と提案した。

 数日後、友人からうれしい連絡が来た。タクシーの悩みは、そのアプリで見事に解消したというのだ。

 私も妻も、そして友人も60代。なぜ年齢を強調したかというと、中国の都市部では、その世代まで「網約車」、つまり「アプリタクシー」が浸透しているということを言いたかったからだ。

 最近、中国の複数の都市で繰り広げられている、タクシーアプリの過激な競争からも、その浸透ぶりを確認することができる。