中日の入団テストのためナゴヤ球場に到着した松坂大輔
写真:日刊スポーツ/アフロ

 プロ野球2018年シーズンが幕を開けておよそ1ヵ月。高校通算111本塁打をマークした清宮幸太郎(日本ハム)や、メジャーリーグから日本球界に復帰した上原浩治(巨人)なども存在するが、それを上回る注目選手は松坂大輔(中日)だろう。

 昨年まで3年間在籍したソフトバンクでは一軍登板わずか1試合に終わり、球団からはリハビリを続けながらのコーチ就任を打診されたが、それを断り11月に退団。年が明けた1月23日にテストを受けて中日に入団となった。当初は話題作りという声も大きかったが、キャンプ、オープン戦で日本球界復帰後では最も良い仕上がりを見せ、開幕2カード目となる4月5日の巨人戦には実に4209日ぶりに日本での先発マウンドに上がり、敗戦投手となったものの5回3失点にまとめて試合を作ってみせた。

 さらに2度目の先発となった4月19日の阪神戦では7回を被安打4、2失点と好投。打線の援護がなく2連敗となったものの、そのピッチングに中日ファンだけでなく阪神ファンからも大きな拍手が送られた。

『松坂世代』は本当に突出していたのか、当時のドラフトと結果

 松坂の名前が世に出たのは今から20年前の1998年。この年の甲子園ではエースとしてチームを春夏連覇に導き、その劇的な勝ち方と高校生離れしたピッチングによって一躍野球界のヒーローとなった。その後プロ野球、メジャーリーグ、WBCでも活躍を見せ、あらゆる球界の常識を打ち破って見せたが、最も大きな影響を与えたのが同学年の選手たちではなかっただろうか。