佐藤理事長はこれまで、別の事業所である「コンフィデンス早稲田」で煎餅屋をB型作業所として開店したり、個人的に地場産品開発のため有限会社を立ち上げたりした経験がある。

「私自身、凸凹が大きい人間だから、1人では何もしない。お互いが得意なところを補い合う、伸ばし合う組織や会社の立ち上げを得意にしている。今までにないことができたらいいな、と思っています」

 佐藤理事長が事業所を立ち上げてから、ちょうど10年。就労移行支援事業のフロントランナーとして運営してきたが、就労移行も転換期を迎え、これからは新たな選択肢が色々と出てきたことを実感するという。

「事業所のすぐ近くが日本橋のゼロ地点。何かを立ち上げるところ。土地の力も借りながら応援したい。何が起きるかわからないことが好きなので。継続することもできるし、応援したい人を集めることもできる」

お金のないところから
「巻き込み力」で事業所をつくった

 そんな「巻き込み力」も大事にする佐藤理事長自身ももともと、お金のないところから事業所を立ち上げた。

「自分が何をやりたいかを明確にして、自分ができること、できないことを明確にすれば、応援してくれる人が集まってくる。コンフィデンス早稲田では、東京一高い工賃を支払う事業所を目指す。何ができるかをみんなで考え、知恵をお金に換えていきたい」

 次回の柳井さんのビジュアルプログラミング体験講座は、7月27日(金)の午後1時から。見学したい人でも参加できる。また、就労した当事者による講演会も、7月28日、8月29日に行われる。お問い合わせは、こちらまで。

(ジャーナリスト 池上正樹)

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