気象庁のデータで東京の7月平均気温の推移を1875年から見ると、冷夏や暑夏がある。年ごとの変動は大きいが、傾向的に見ると、年々0.017度ずつ上昇していることがわかる。これは100年で1.7度上昇というペースだ。

 気温の上昇が続くにもかかわらず、文科省の学校設置の規則を調べてみると、校舎を南向きに建てろとか、かなり笑えるものがあった。沖縄などで南向きに建てたら、夏は暑くて大変だろう。

 その文科省で、3年ごとに小中学校などでの冷房設備の設置状況を調べている。

 このエアコンの設置率に注目してみると、40度にも達した岐阜県多治見市では、なんと0%という報告もある。

 問題は深刻だ。エアコン設置は、国の財務省や文科省の問題なのか、あるいは地方の自治体の問題なのだろうか。

学校のエアコンの設置率
都道府県で大きなばらつき

 文科省のデータによれば、通常の授業を行う普通教室と専科授業を行う特別教室を合わせたエアコンの設置率は1998年にはわずか6.6%だった。その後、冷房設備は普及し、直近の2017年では41.7%になっている。