──送料無料は今後も続けますか。

 はい、今のところ変えるつもりはありません。

EC比率50%の
唯一無二の企業めざす

──ECではアマゾンジャパンが快進撃を続けています。どのようにお考えですか。

 アマゾンの進攻で、店舗事業は大きな影響を受けました。しかし、影響を受けるということは、実店舗とECの両方を使っている利用者が多いということです。売り上げでは影響を受けましたが、店頭に来るお客さまが減ったというわけではありません。

 お客さまが店頭に来てくれるということは、選択肢に入っているということです。選択肢にも入らなくなれば、それはサービスレベルが低いという意味です。店頭とオンラインで常に選択肢に入れてもらえるようにしていきます。

──競合対策として、どのようなことに取り組んでいますか。

 競合対策というわけではないですが、大きく言って三つあります。一つ目は、配送の品質を上げること。無理して上げるのではなく、無駄をなくすことで実現します。二つ目は専門性。お客さまから迷わず、「ヨドバシだと安心」と思ってもらえるようにします。三つ目は在庫の充足率です。お客さまが欲しいと思ったときに買えるように、常に9割以上をキープします。

──今後の課題は何ですか。

 一つ挙げると、アプリです。今テコ入れしている最中です。“スマホファースト”と数年前からいわれていますので、一刻も早く対処しなければなりません。また、スマートスピーカーの時代も来るはずです。スマートスピーカーに対応したアプリケーションも自社で開発するつもりです。

──将来的にECの売上高構成比をどこまで高めたいとお考えですか。

 店舗で半分、オンラインで半分をめざします。どちらかに軸足を置いた企業はありますが、同じ比率という会社はまだありません。これを実現する初めての会社になりたいと思います。