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現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則

最新SNSで「ほう・れん・そう」が陳腐化する日 Part 2

安間裕
【第8回】 2012年4月25日
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社内SNSの導入は
避けて通れないのが「当たり前」!?

 前回、挙げきれなかったのですが、やはり、社内SNSの普及は、ものすごいことになっているようです。

 マイクロソフトの調査によると、欧米大企業の65%が社内SNSによる改革が最重要課題の一つであると回答しています。

 少し古いですが、米ガートナーが、2010年2月に出したレポートによると、「SNSは、2014年までに、eメールにかわって、全世界のビジネスユーザーの20%にとって、コミュニケーション手段の中心となるだろう」と述べています。また、同じレポートの中では、それに備えて、「情報統制」「セキュリティ」などを考慮した準備を行なっておく必要があるとも述べています。

本当の普及ポイントは
「オープンなコミュニケーション」を恐れないこと

 ところで、先述の「担当者によるコメント」を集めていた中で、大変、興味深いものがありました。

 それは、「日本人は、上司、とりわけ、強面(コワモテ)の上司が読んでいるかもしれないのに、積極的なコメントはしない」という、極めて日本のサラリーマンっぽい傾向が、普及の阻害要因になっているというものです。

 前回、社内SNSの本質的な効果は、「思考のプロセスの共有」による「考える方向性の同一化」であり、社員が同じビジョンを持つ「エクセレントカンパニー」への道につながることであると申し上げました。

 そのためには、「オープンな議論を認め、嫌な情報や耳の痛い意見も真摯に受け止める“文化の醸成”」が肝要であり、開かれた会社にすることが重要だと思います。このことこそが、社内SNSの導入の鍵であり、同時に、社内SNSのもたらす最大の効果なのかもしれません。

 次回は、今度こそ「最先端ITロボットが変えるリアルタイムビジネス」を書いてみます。

 お楽しみに。
 

 

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グローバル経済のなかで地盤沈下の進む日本。再びIT先進国として飛躍するためには、ITをビジネスの武器とする発想が必要だ。ビジネスは現場が肝心。現場の意思決定のスピードアップなど現場力向上に先端ITをどう生かしていけばよいか、IT業界のフロントランナーがわかりやすく解説する。

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